玉藻前(たまものまえ)アンソロジー 殺之巻




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   8月の新刊

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 単行本(ソフトカバー)
 A5判・並製・376頁


<以下、出版社さんのHPより>
世界が始まり、悪狐が目覚める――。

人間離れした美貌を持ち、人を超えた才知をほこり、数千数万の軍隊を相手に戦うことができる強さを持つ、伝説上、最「恐」のヒロイン、玉藻前(たまものまえ)。しかし本邦には玉藻前を扱った作品が膨大に存在するにもかかわらず、広く読める現代語訳がありません。
本書は大の玉藻前好きであった著者が、「誰でも玉藻前に触れることができ、彼女の魅力を広めることができるならば」と、膨大な作品群を現代語訳で編んだアンソロジーです。

玉藻前の日本における活躍とその死後を描いた御伽草子『玉藻の草子』。殺生石と化した後、玉藻前の魂の救済を描いた謡曲『殺生石』。世界の始まりとともに生まれ、世界を魔界に堕とすため、中国、インド、日本の三国に渡った九尾の狐の暗躍とその脅威を描いた読本『絵本三国妖婦伝』。玉藻前が殺生石と化した後、その魂が救われるまでの空白の期間に起きた玉藻前に纏わる事件を描いた合巻『糸車九尾狐』。殺生石説話の主役である源翁和尚と殺生石に纏わる話を記した戦記物語『那須記』。

これらを現代語訳でお届けします。
付録エッセイに、「狐の窓」大屋多詠子(青山学院大学文学部教授)収録。

2021年 8月 6日発行
       
文学通信 刊
 朝里 樹 (著, 編集)
 現代語訳
 1900円+税
2090円(税込10%)