ファイティング・ファンタジー・コレクション
~レジェンドの復活~




箱のサイズ(約):
19.8cm×13.5cm×9.8cm
       

   7月新刊

 商品仕様(内容)
■発売⽇: 2022年7⽉15⽇
■価格: 7,500円(税別)
■BOXセット内容: 書籍5冊+付録1冊
(全点判型:46) 外箱サイズ:⾼18cm,幅9cm,奥13cm


2022年 7月15日

 品切れ、在庫なし
  
SBクリエイティブ 刊
 安田均とグループSNE 翻訳
 ゲームブック

  7500円+税
8250円(税込10%)
        
<出版社さんの解説ページ & 注文書より>


 今回のコレクションに収録される作品は5編。
現在はゲーム界の巨匠として世界に知られる
「スティーブ・ジャクソン」と「イアン・リビングストン」の作品を
2作品ずつ。
2017年に発表されたばかりの新作も含めた
洗練されたラインナップ。
さらに、かつて日本で展開されていたシリーズは
33作品目で途絶えてしまったが、
今回は幻の「34作目」を収録。
20以上年前に途絶えてしまった「夢の続き」をお届けする。



5冊+付録1冊+豪華化粧箱入り
『死の罠の地下迷宮』『危難の港』
『サイボーグを倒せ』『地獄の館』
『魂を盗むもの』

+付録1冊
雑誌「ウォーロック」監修者安田均氏による
新規書き下ろし解説書



【収録作品】

今回のコレクションに収録される作品は、ぜんぶで5編。

■危難の港

2017年に発表された最新シリーズの第一作で、
巨匠イアン・リビングストンが20数年ぶりに
アランシアを描いたことで注目を集めた話題作。

物語はシルバー川に面した河港「チャリス」から始まるが、
やがて冒険の舞台は‘盗賊都市’ポートブラックサンドなど
広大な地域へと広がっていく。

巨匠みずからが作り出したアランシア世界の魅力を
余すところなく披露し、ファンサービスにあふれた一篇。


■死の罠の地下迷宮

いまだかつて誰も生還したことがない「死の罠の地下迷宮」――

サカムビット公が統治する都市「ファング」を舞台に、
未踏の迷宮へと挑む勇敢なる者たちの試練を描く。

タイトルが示すように迷宮内は「死の罠」に満ちており、
凶悪なトラップがいたるところに張り巡らされ、
多くの難敵が待ち構えている。

シリーズ序盤に発表された作品であり、きわめて高い知名度を誇る名作。


■サイボーグを倒せ

つねに新しい分野を切り開いてきたスティーブ・ジャクソン氏の筆による
「スーパーヒーロー」という、シリーズ中では他に類を見ないテーマの作品。

タイタン・シティを舞台に、犯罪や災害から人々を守るヒーロー
「シルバー・クルセイダー」の活躍を描く。

シリーズ中でも異色の題材を再現すべく、
「手がかり」「超能力」「英雄点」など
独自のルールが多く盛り込まれている。


■地獄の館

これもまたスティーブ・ジャクソン氏による作品で、
「現代」「ホラー」という題材に挑んだ意欲作。

豪雨の中、事故で車を失ってしまった主人公は、
奇妙な洋館へと迷い込む……。

本作では独自の数値として、
主人公が許容できる「恐怖」の限界を表した
「恐怖点」を導入。

体力点の管理などと並行して
この数値の上昇を極力抑えながら、
館に隠された真相を解き明かさねばならない。


■魂を盗むもの

シリーズ第34作目であり、
過去に日本で展開されていたファイティング・ファンタジー全33作品の
「次の1本」にあたる作品。

日本におけるファイティング・ファンタジーの系譜、
その再開という思いを込めての選定となる。

タイタン世界全土を脅かす暗黒の魔術師モルドラネス。

その脅威を排除するべく、
嵐の海に浮かぶ孤島「絶望の島」での冒険が繰り広げられる。



≪ファイティング・ファンタジーとは?≫

イギリスのクリエイターである
「スティーブ・ジャクソン」と「イアン・リビングストン」の両名による
書籍シリーズで、本を読み進めながらさまざまな選択を重ね、
先の見えない結末へと至る物語。

このシリーズは世界中で大反響を巻き起こし、
本国であるイギリスはもちろんのこと、
各国で人々の記憶に刻まれる作品となった。

このファイティング・ファンタジーの後を受けて、
玉石混交さまざまな類書が生まれてきたが、
本シリーズならではの魅力を以下に挙げる。

●豊富かつ大胆な選択と、意外性に富んだ展開

暗い迷宮に張り巡らされた罠、敵か味方かもわからぬ奇妙な人々、
得体の知れない未知の食物
――旅の中で冒険者を待ち受ける数々の危難。

それらにどう対処していくのかが運命を分かつことになる。

本シリーズでは、
そうした運命の分かれ道が「選択肢」という形で提示される。
中には読み手が思いつかないような機知に富んだものもあり、
予想だにしない劇的な展開をもたらすことも。


●1人で遊ぶRPGとしての絶妙なバランス

本シリーズの源流にあるコンセプトは「1人で遊べるRPG」であり、
それゆえに旅の途中で遭遇する敵は、
それぞれ固有の「数値」や「能力」を持つ。

プレイヤーの分身たる冒険者も能力数値を有しており、
敵との戦闘はもとより、
過酷な環境や罠などによって次第に体力を消耗していく。

本シリーズはこうした「ゲーム」としての数値設定が絶妙であり、
変化してゆく数値に一喜一憂する楽しみも魅力の1つと言える。


●緻密な描写で独特の雰囲気を醸し出す文芸性

文字を主体として冒険を描く本書では、
あらゆる情報が文章を通じて表現される。

本格的なファンタジーとして描かれるその世界観は、
後年のコンピュータゲームのようなパステルカラーに彩られてはおらず、
重厚かつ濃密で、ときに猥雑ですらある。

そうした独自の世界観を描き出す表現力があるがゆえに、
本作は不朽の名作として輝き続けている。