怪盗パラダイス




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 多くの怪盗が集まり、腕を競い合う街、スカウトタウン。 そこでは、夜な夜な怪盗達による宴が広げられていた。

 怪盗は予告状を出し、財宝を奪うことで自分達の実力を証明し資産家たちは怪盗から財宝を守ることで自分達の財力を証明する。

 これら二つの考えが交差した時、この街の狂った宴がはじまる
(序文より抜粋)


 8点あるボーナスポイントを[筋力][技術][知性]の3つの能力値と[AP(初期値は10)]に割り振ります(能力値の最低は「1」)。 [筋力][技術][知性]に出目を割り当てます。割り当てた出目は、その能力値で行う判定の際に[成功]となる出目を示します。 怪盗特技の中から1つを獲得します。 名前、衣装、怪盗名を決めたらキャラクターの完成です。

 判定は、「能力値+使用したAP(最低「1」)」個のd6を振り、「能力値に割り当てた出目」が成功数となります。成功数から妨害数(判定の障害となるものにより与えられるペナルティ)を引いたものが達成値となり、達成値が難易度以上なら判定は成功となります。 一人では成功が困難な場合、複数のプレイヤーの達成値を合計する事が出来ます(それぞれがAPを消費する事になります)。

 ゲームは「事前準備フェイズ」「怪盗フェイズ」「売却フェイズ」の順で行われます。

 事前準備フェイズでは、各プレイヤーが1回ずつ行動を行えます。行動は「下見(マップを探る)」「妨害工作(S玉県警察の登場を遅らせる)」「想定訓練(APのブースト)」の中から選択します。全員が行動を終えたら、華麗な予告状を送り付けましょう。

 怪盗フェイズは、ターンで進行します。 PCはパーティ単位で行動し、ターン毎に、隣接するエリアへ移動します。 移動したエリアに障害があれば、対応する能力で判定を行わなくてはなりません(判定に参加するキャラクターはAPを消費する事になります)。 対応に失敗すると余分にターンを消費します(更にペナルティが発生する場合もあります)。 一定ターンが経過すると(基本は入口から財宝のあるエリアまでの部屋数)、怪盗の天敵の「ICPO」が登場します。パーティが「ICPO」と同一エリアになると、ゲームオーバーとなります(……但し、誰か生贄にする事で一時的に逃れる事も出来ます)。

 売却フェイズでは、回収したお宝を分配します(経験値となります)。捕まった怪盗も、保釈金(=経験値)を払えるならば解放されます(なお、怪盗ランクが上がる程、高額になります)。


d6が3〜5個あると便利です

制作:七味トウガラシ/アザーサイド

発行:アザーサイド
2014年夏コミ作品

  
発行:アザーサイド
 基本ルールブック
500円(税込)