Grave Line グレイブライン



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天空を駆る近未来の剣闘士達!

 西暦2090年、電脳化が進み、バーチャルで大概の事が享受できる御時勢。そんな時代の最大のエンターテイメント、それが「グレイブライン」だ。「グレイブ」と呼ばれる巨大人型ロボット同士の空戦をライブ中継するこの番組は、リアルであるが故に時折起こるハプニングも相まって、刺激に飢えた人々に絶大な人気を誇っている。

 プレイヤーは、スポンサーロゴでデカールされた「グレイブ」に生身で乗り込み、実弾飛び交うステージで踊るナイスガイなグレイブ乗り「ティガー」となって空を駆る。

 まずはあなたの分身たる「ティガー」を生み出しましょう。戦闘スタイルを示す「エース」、「シャドウ」、「コマンダーという3つのクラスから1つを選び、「肉体」「精神」「電脳」「社会」の4つの能力値に計11点を割り当て、クラス固有のスペシャルアーツを2つ選択したらキャラクターの完成です。おっと、性格傾向を示す「キャラクターパラメータ」を埋めておく事で、キャラクターを演じる手助けとなるでしょう。

 次に、あなたの愛機となる「グレイブ」を構成します。ティガーの「肉体」「精神」「電脳」の3つの能力値を、グレイブの「反応(イニシアティブに影響)」「命中」「操縦(回避に影響)」の3つの戦闘値に自由に割り当てます。そして、「社会+6」の値を「積載(DPや積載量に影響)」「装甲(グレイブのHPに影響)」「機動(高いと位置取りに有利)」の3つの戦闘値に割り当てます。戦闘値からHP(ハードポイント)とDP(ディフェンスポイント)を算出し、エクステンション(機能拡張パーツ)と、武装を装備したら「グレイブ」の完成です。

 ゲームの進行は「シーン制」を採用しています。クライマックスの<空戦>に向け、テンポ良くゲームを進めましょう。

 判定システムは「カードプロット」+「2d6の上方ロール」です。シーン枚に4枚の手札を持ち、判定の際は手札から1枚のカードをプロットする必要があります。目標値を基準としたダイスロールを行い、判定に成功したらプロットしたカードの数字が達成値となります。手札の枚数が、そのシーン中に判定を行える回数の制限となります。

 目玉の<空戦>では、独自の位置管理シートであるスポットシートを用いる事で、場所を広くとる事無く、ロボットアニメの様に絶えず位置の入れ替わるアクロバティックナな空戦を再現しています。
 <空戦>中はラウンド進行となり、ラウンド毎に手札が補充されます。手札はラウンドごとの機体位置の選択と自分の手番での攻撃に使用する他に、特殊装備の起動や特殊行動に使用する事もでき、限りある手札でどの行動を選択するかが勝敗を分けます。

 特定の状況下で受けるバッドステータスが累積した場合、ペナルティとして「死亡フラグ」を得ます。また、自ら「死亡フラグ」を得る事で様々な有利な効果を受ける事が出来ます。…しかし、「死亡フラグ」にはその名の通りのリスクが伴っています。「死亡フラグ」を溜め過ぎた「ディガー」は、ゲーム終了時に謎の失踪を遂げる事になるでしょう…

 この世界で、最も刺激的な空を舞いましょう!


6面ダイス2個、トランプ2組、マーカーの他、エンターテイメントの精神が必要になります。


著者 なめくじ たべぞう

2012年夏コミ

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なめくじ たべぞう 発行
 RPGシステム(同人)
1400円(税込)