ドキドキロボ裁判RPG
ジャイアントアレージ


 − ドキドキロボ裁判RPG −
 (2011年夏販売の第2版になります)

 「裁きの大地」と呼ばれるこの岩と砂漠の大陸が「不可侵風壁」に閉ざされて500年。流刑地として活用されいたこの隔絶された大地で生き残った罪人の子孫たちの間には、1つのルールが定着していた。その唯一にして絶対の法こそ、「力こそが正義」である。この大陸で他者との間に発生したトラブルは、この正義に乗っ取った裁判で片付けられます。そしてその裁判には、代理人を立てる事ができるのです。

 PCはこの大陸で最強を誇るロボット「ジャイアントアレージ」を駆り、当事者達の代理人として(莫大な報酬と引き換えに)裁判に出席する「弁護人/ロウヤー」となります。

 このゲームには、必ずしもGMは必要ありません。また、最大の障害は、相手の側に着く弁護人=他のPCとなります。

 最初に、ランダムチャートにより裁判内容が決定します。この際、原告と被告の担当者するプレイヤーを1名ずつ決めなくてはなりません。各担当者は、裁判内容を上手く煮詰め、他の参加者を味方につける様に働きかけて下さい。
 次に、各ロウヤーはどちらの陣営を弁護するかを表明します。また、裁判が始まるまでの間に、他のロウヤーに対する工作(妨害、引き抜き、機体の交換)も行えます。

 そして、裁判が始まります。各陣営の最終的なメンバーが発表され、審議に入ります。審議では、どちらの主張が正しいのかを決定する為に、ジャイアントアレージ同士の対決が行われます(ただし、予算の都合によって生身で戦場に立つ事もあり得ます)。敗北した陣営は、戦闘可能な人員が残っているなら1回だけ上告を行う事ができます(つまり、先に2勝目を上げた陣営が勝者となります)。各審議の、勝利側の参加者は連戦可能ですが、敗者側の参加者はセッション中は戦闘不能になります…戦力の配分が重要となります。

 裁判に勝訴した側のロウヤーのみが報酬を手にする事が出来ます!、

 判定システムは、判定数個のd6を振り、「1」の目が出たダイスの数を競う成功数方式。一方が圧倒的に有利という状況になりにくく、熱い駆け引きを楽しめます。

 キャラ作成やアレージの作成も含め、ほとんどの要素がチャートで決定されるため、わずらわしい手間をかけずに簡単にゲームを開始出来ます。
 また、PvP(プレイヤー同士の対決)に焦点が当てられている為、他のプレイヤーとの駆け引きや、ガチの対人戦を気軽に楽しむ事が出来ます。

 d6が10個〜20個程度あると便利です。


著:江神号/EJIN研究所
同人誌
同人ソフトサークル EJIN研究所 発行
 基本ルール
900円(税込)