リスの冬ごもり
原題Winhard
発売Adlung
デザインErwin Pichler
Reinhard Pichler
人数2〜4人
対象10歳以上
時間10〜20分
価格1890円(税込)
 やってくる冬に備えて、リスたちはせっせと木の実を集めます。しかし、中には空の実も混じってるので、それはくずかごに捨てなくてはなりません。北風が吹くまでに、たくさん木の実を集められるでしょうか?

 各プレイヤーは4枚の手札(木の実)を持ってスタートします。また、場の中央には「木カード(今が昼か夜かを表します)」を置き、スタートプレイヤーの前に「くずかごカード」を置きます。
 このゲームは、手札をゼロにすることを目指します。手札を減らすためには、「木カードの隣の『隠し場所(最大3ヶ所)』にカードをプレイする」「木の実を賭けてギャンブルをする」「(自分の前にくずかごがあるなら)手札を裏向き(=空の木の実)にしてくずかごカードの下に入れる」行動を行い、手札がゼロになったら『隠し場所』にできた3つの山から一つの山を獲得することができます。
 隠し場所へのカードのプレイは、「同じ数字のカードは無条件で置ける」「同じ色のカードは、昼ならより高い数字に(夜ならその逆)なるようにすること」という条件を満たす必要があります。
 また、くずかごカードは中に入れた木の実もろとも『自分以外のプレイヤーの手番終了時に』左のプレイヤーに渡すことができます。このくずかごの移動タイミングは非常に重要です。くずかごが移動したら、木カードを裏返して昼と夜を入れ替えます。
 カードがプレイできない時や手札をゼロにして上がった時は、山札を引いて補充するのですが、この時「強風カード」が出たら『その瞬間に』くずかごカードが左隣のプレイヤーに移動します。しかも、中に入っていた空の木の実はそのままそのプレイヤーに残されます。
 強風カードが4枚引かれたら、ゲーム終了です。隠し場所から獲得した木の実カード1枚につき2点を獲得し、獲得してしまった空の木の実カードと手札のカード1枚につき1点を減点し、最も得点が多かったプレイヤーが勝者です。

 引きの度胸が試される、短時間でプレイ可能なゲームです。