ヴァレンシュタイン
原題 Wallenstein
発売 Queen Games
デザイン Dirk Henn
人数 3〜5人
年齢 12歳以上
価格 7665円(税込)
 西暦1618年からのドイツ30年戦争をモチーフにした戦略ゲームです。軍備を拡張し、隣国を攻略していきます。しかし、領土の拡大は必要な食料の増大を招き、不足すれば民衆の反乱が待っています。

 スタート時のセットアップは、カードから選択していくパターンと、固定された初期配置を利用するパターンの2つがあります。いずれにせよ、自分の軍隊をボード上に配置していき、領土を確保します。
 1回のゲームは、2年からなります。1年は「年初」「春」「夏」「秋」「冬」「決算」のフェイズからなります。「年初」では、まずイベントカードを4枚引き、イベントカード置き場に置きます。このカードには各フェイズでどのようなイベントが発生するか書かれています。
 「春」では、10枚のアクションカードをよく混ぜ、5枚を表に、5枚を裏にしてアクションカード置き場に配置します。全てのプレイヤーはこのフェイズでのアクションを計画し、自分の計画ボードの10のアクションマスのそれぞれに、国カードか空白カードを置きます。国カードを置いたら、対応する国でそのアクションを行うことを示します。
 司令官カードでプレイ順が決まったら、イベントが発生します。4枚のイベントカードからランダムに1枚が選ばれ、処理されます。
 そして、アクションカード置き場の順番にアクションが処理されていきます。
 「夏」「秋」でも同様に処理されます。「冬」では、イベントではなく、「小麦の喪失」が発生します。各プレイヤーの小麦が、カードの分だけ減らされます。そして、領土の数と小麦の量をチェックし、小麦が足りない場合は反乱が発生します。そして、持っている領土や建築物に応じて勝利点を得ます。

 アクションカードで行われる行動は「建築」「お金や小麦の獲得(ただし民衆の不満が増します)」「軍隊の補充(お金が必要です)」「移動/戦闘」があります。
 戦闘は、戦闘に参加する軍隊コマを全てまとめて「塔」に投げ込み、どちらの陣営の軍隊がより多く出てきたかで勝敗を判定します。負けた方は全滅し、勝った方は出てきた自分の軍隊から、相手の出てきた軍隊数を差し引いた軍隊をボードに戻します。なお、塔の中に引っかかっていたコマが出てくることもありますので、油断なりません(笑)。
 2年目の冬が終わったらゲーム終了です。2年間のポイント合計が最も多いプレイヤーが勝者です。