ウイルス一味
原題 Virus & Co.
発売 Zoch zum Spielen
デザイン Frank Stark
Jörg Spiegelhalter
人数 3〜6人
年齢 11歳以上
時間 15分
価格 2940円(税込)
 病気になって薬を多くもらうことを目的とするゲームです(笑)。しかし、病気になりすぎたり、注射を打ちすぎると集中治療室行きに…。

 薬剤師カードをテーブルの中央に配置し、ウイルスカードをよく混ぜて2つの山にしてから、その一番上を表にします。リスクカードも混ぜて山にし、全てのプレイヤーに同数になるように配りきります。さらに各プレイヤーは、錠剤の青4個・黄3個・赤2個を受け取ります。薬剤師カードの隣にも同数の錠剤を配置します(「薬局」)。
 手番プレイヤーは指示カードを受け取ります。手番プレイヤーは「ウイルスカードを1枚取り、保持する」「カードを1枚循環させる」「リスクカードを1枚プレイする(病気値が4以上のみ)」のどれか1つを行えます。
 「ウイルスカードを取る」なら、山札の一番上のどちらかを取り、自分の前に表向きのまま置きます。取ったカードがウイルスなら、そのプレイヤーの病気値はカードの数字分だけ上昇します。その代わり、そのウイルスカードに描かれている錠剤を薬局から受け取ります(なお、錠剤が薬局にない場合は獲得できません)。注射カードを取ったら、手元のウイルスの上に数字が見えるように重ねて配置します。注射カードを置くと、そのカードの病気値を半分(2枚置くと0)にします。ただし、自分の前に3枚の注射カードを置くと、「集中治療室」行きとなります。
 「循環させる」なら、山札の2枚のうち1枚を他のプレイヤーに渡します。十字マークのないカードは隣のプレイヤーにのみ、十字マークのあるカードは任意のプレイヤーに渡せます。渡されたプレイヤーは、それを受け取るか、断るかします。断るためには、最初に渡されたプレイヤーは1点、その次のプレイヤーは2点…と、錠剤を支払わなければなりません。カードが他のプレイヤーに渡れば渡るほど、支払いに必要な錠剤は増えます。最終的にカードを受け取った(もしくは錠剤を支払えなくなった)プレイヤーは、カードを受け取ります(支払うはずだった錠剤は手元に返ります)。その他のプレイヤーは薬局に錠剤を支払います。
 「リスクカードをプレイ」するなら、手札のカードを1枚選んで裏向きにして他のプレイヤーの前に置きます。カードを受け取りたくなければ、任意の錠剤を1個だけカードを置いたプレイヤーに渡して、他のプレイヤーの前に移します。最終的に受け取ったプレイヤーは、カードを表向けてイベントの処理を行います(リスクカードは必ずしも悪い内容ばかりではありません)。
 病気値が12になるか、注射カードを3枚置いてしまったプレイヤー(「集中治療室行き」)が現れたら、そのラウンドは終了し、得点計算を行います。集中治療室に行ったプレイヤーは−13点、その他のプレイヤーは、錠剤のポイントから病気値を引いたポイントを得ます。3ラウンドの合計点が一番高いプレイヤーが勝者です。