Last Update 2003.02.19
特許をねらえ!
原題U.S. Patent Number 1
発売CHEAPASS GAMES
デザインJames Ernest
Falko Goettsch
人数3〜6人
価格1470円(税込)
プレイにはチップもしくは紙幣、人数分のコマとカウンター、
6面体ダイス3個が必要です。
 突然ですが、あなたはタイムマシンを発明しました! さっそく特許を取って…と思いきや、タイムマシン自体は過去に何人もの科学者が発明していたのです。しかし、そんなことは問題ありません。タイムマシンでアメリカ特許庁の開設された1790年7月30日に戻り、米国特許第1号の出願をしてしまえばいいのです!(笑)

 …という、まさにチーパスらしいシチュエーションのゲームです(^^; プレイヤーは色々な時代の科学者(1814年から2168年までの8人。中には科学者じゃない人もいますが…)の一人となり、様々な時代を行き来してタイムマシンを「完成させて」(ベースとなるタイムマシンは既にできています)、1790年の特許庁の開設の日に移動して受付番号をもらい(笑)、そして特許第1号を手に入れることを目指します。
 タイムマシンは、本体(画像上)の他に「武器」「シールド」「シャーシ」「動力源」の4つのパーツを追加することができます。特許の取得には、この4つが接続されている必要があります(なぜタイムマシンの特許取得に武器やシールドが必要なのかは謎です(^^;)。また、各パーツには特殊能力があり、その特殊能力はルールよりも優先されます。必ずしも未来のパーツが性能がいいとは限りません。

 ゲーム開始前に、9枚あるゲームボードを設置します。このゲームボードは9つの時代を表していて、それぞれに「マーケット」「研究所」「図書館」が存在します。
 各プレイヤーは、まず手番が来たら山札の一番上のカードを引きます。カードは先程の4つの部品のどれかであり、そのパーツがどの時代の製品であるかを表しています(画像のシャーシは2168年の製品です)。これをその時代のマーケットか研究所のどちらかに置きます。研究所に置いたカードは裏向きになりますが、誰でもタダで獲得できます。マーケットに置かれたカードは表向きですが、獲得にはパワー(画像のシャーシは12)に等しい金が必要です。
 次に、サイコロを1個振り、出た目の数以下だけボード上のマスを移動します(タイムマシンと言えども、時間を自由自在に移動はできないようです(笑))
 そして、今いる場所に応じて、様々な行動を行います(「カードをもう一度引く」「もう一度移動する」「金を1個獲得する」「マーケットでカードを買う」「図書館で研究する」等々)
 さて、動力源を除くカードにはパワーを供給する必要があります。「タイムマシン本体(5ポイント)+動力源のパワー」が「接続されているパーツの必要パワー合計」を下回ると、不足分のパーツを裏向きにして「無効化」しなくてはなりません。また、武器を使って他のプレイヤーのパーツを「無効化」することもできます。この「無効化」された状態では、特許を取得することはできません。また、「無効化」を修理するためには、いくつかの時代にいる「タイムトラベルメカニック」に金を払う必要があります。
 これらの行動を繰り返し、1790年にある特許庁に移動したら、受付番号を貰えます。自分の手番が来たらこの受付番号が1個減り、ゼロになった時にタイムマシンが「完成」していて(4つのパーツが全て無効化ではない状態)、かつ特許庁のマスにいたら、めでたく特許を取得することができます。