ウルランド
原題Urland
発売Doris & Frank
デザインDoris Matthäus
Frank Nestel
人数3〜5人
対象12歳以上
時間60〜90分
価格*箱にわずかに損傷があります(角)
6000円(税込)
 大好評の「ウル」シリーズ第2弾は、3億5千万年前が舞台です。海中に住んでいる原始種Ichtoを脊椎動物として陸に上げ、自分の種を原始世界の支配種とすることを目的とします。

 各プレイヤーには、ターンごとに役割が与えられます。最初のプレイヤーは「環境プレイヤー」と呼ばれ、そのターン終了時にボードのどこのエリアで得点計算をするかを決定します。その左隣のプレイヤーは「ダミー」で、特に何も行いません。それ以外のプレイヤーは「Ichtoプレイヤー」となり、ゲームボード内での自分のIchtoの配置を良くしようとします。この役割分担はターンごとに交代します。
 まず、環境プレイヤーは2枚の「環境チップ」に山から引いた1枚を加えて見た後で、1枚を選んで自分の前に裏向きに置きます。残りの2個はダミープレイヤーに渡します(見ることはできますが、情報を漏らしてはいけません)
 Ichtoプレイヤーは、時計回りの順に「自分のIchto1個を海中から隣接する陸に上陸させる」「1ヶ所の海中エリアを選び、そこの『すべてのプレイヤーの』Ichtoを増殖させる」「隣接する海中エリアへIchtoを移動させる」「任意の数のIchitoを自分のストックに回収する」の中から2つのアクションを行えます。
 全てのIchtoプレイヤーが行動したら、環境プレイヤーはチップを表向け、そこのエリアでの勢力に応じてプレイヤーにポイントが与えられます。この時、最も少ない勢力はストックに戻されることがあります。
 ポイントはスコアトラックで管理されますが、誰かが「突然変異」のマスを通過したら、突然変異の処理を行います。
 得点計算が終わったら役割を移動させます。ダミープレイヤーが次の環境プレイヤーとなり、チップを一枚引きます(この時、パニックチップを引いたら「パニック」の処理を行います)。
 「突然変異」の処理とは、遺伝子カードの入札のことです。自分のストックにあるIchitoを使って入札を行い、最も最高額のプレイヤーは必ず遺伝子カードを1枚獲得します。そして「入札に使ったIchito数+既に獲得している遺伝子数」の数だけボード上のIchitoをストックに戻します。次点以降のプレイヤーは、残った遺伝子カードを見ながら獲得するかパスするかを決めて、獲得するならコストを払います。獲得した遺伝子カードによって、自分のIchitoは様々な特殊能力を得ます。
 「パニック」の処理は、最もIchitoの多いエリアで行います。そのエリアのIchitoは全て隣接する海中エリアに逃げ出します。
 ターン終了時に次の環境プレイヤーはチップを引けなくなったら、残った2枚のチップが示すエリアで火山が噴火します。噴火したエリアに火山チップを置き、そのエリアは今後隣と統合されます。また、対象のエリアでは1つを除き全ての自分のチップをストックに戻さなければなりません。
 誰かが30ポイントに到達したら、ゲーム終了です。置かれているIchitoに応じてボーナス点を加え、最も得点の多いプレイヤーが勝利します。