ラムと名誉
原題 um Ruhm & Ehre
発売 alea
デザイン Stefan Feld
人数 2〜5人
年齢 9歳以上
時間 60〜75分
価格 4200円(税込)
 大海賊“赤い海賊”の一員であるあなた達は、久しぶりに隠れ家のある街に戻ってきました。早速街に繰り出し、お互いの名誉(海賊にとってはこれより重要なものはありません!…酒とカワイ子ちゃんを除いて)を掛けて勝負を始めました。海賊の中の海賊、最も海賊らしい剛の者は、いったい誰でしょう。

 最初に9枚あるゲームボードタイルを好きなように3×3に並べます。これで隠れ家のある街の完成です。次にコインと様々なタイルの入ったタイルホルダーを完成したゲームボードの隣に置き、中から指示された数の酒場タイル、宝箱タイルと宝の地図タイルを取り出し、ホルダーの前に表向きにして並べます。次に船のボードを別にテーブルに準備し、その前に、ホルダーから3種類の休憩タイル(寝床を表しています。”寝棚”、”ハンモック”、”ロープ巻き”です)を取り出し、船の前に表向きに並べます。船長ゴマをスタートマスに置き、各自、コインと自分の海賊ゴマを受け取ったら準備完了です。さあ、街に繰り出しましょう。
 
 街には様々なイベントが起こる場所があり、通路を通って場所を移動できるようになっています。通路は数個のマスから成り立っています。ゲーム中、各プレイヤーは通路を通して、船長ゴマを様々な場所に移動させてタイルを集めることが基本の目的となります。

 手番となったら、“船長を移動させる”“休息する”“船に戻る”のなかから一つ選び行動を行います。

1.“船長を移動させる”は、船長ゴマを通路を通して次の場所に移動させます。このとき、その通路のマスに自分の海賊ゴマをひとつずつ置いていきます。つまり、海賊ゴマが足りないと移動ができません。また、すでに海賊ゴマの置かれている通路は使用できません。船長ゴマが移動すると、移動した先の場所のイベントが起こります。イベントでは、追加のコインや海賊ゴマを得たり、宝箱や宝の地図を手に入れたり、街の見張りと戦闘したり、酒場で他の船員と飲み比べをしたり、船長からクエストを与えられたりします(すべてタイルで表されています)。タイルの数字(白い数字)が、名誉点を表しています。コインを支払えば、続けて船長ゴマを移動させることもできます。
2.“休息する”は、1コイン支払って手番を休みます。(この行動は、次の“船に戻る”のイベントで重要になってくることがあります。)
3.“船に戻る”は、残っている海賊ゴマすべてを船に戻して、「寝床争い」に備えることです。1日の終わりに必ず休憩タイルをかけて「決闘」(=サイコロ合戦)が船で起こります。ここで、船に海賊ゴマを置いていないと自動的に負けとなり、その名誉ポイントが手に入りません。もちろん、早々に負けてしまった海賊もポイントが入りません。ポイントは、コマの多さですが後から船に戻ったほうが有利となります。

 「寝床争い」のイベントが終わると1日が終了します。タイルの補充と海賊ゴマの回収を行い次の日の行動を開始します。ゲームは、5日目が終了すると終わります。獲得した名誉ポイントが最も多いプレイヤーの勝ちです。このとき、サソリ入りの宝箱のマイナス点を忘れずに。

 タイルの種類の多さ(様々な得点方法)、戦略性のある移動方法、いつ帰るか悩む「寝床争い」など楽しい要素が満載のボードゲームです。



箱の大きさ(約) :  31センチ×22センチ×7センチ