トロイア
原題 Troia
発売 Daimler Chrysler AG
デザイン Tomas Fackler
人数 2〜4人
年齢 9歳以上
時間 1時間
価格 ※箱にゆがみあり
11550円(税込)
 プレイヤーは考古学者となり、発掘した断片からトロイ遺跡の各層を再現します。発掘の成果を発表することで名声を得、その名声でさらなる発掘許可を得ます。

 各プレイヤーは、ついたてと木製の駒1つを受け取ります。その駒の色のカードから、発掘許可カード4枚と発表カード4枚を受け取ります。21〜36が書かれたカードは、よくシャッフルして山にします。木製の駒はゲームボード周辺のトラックのスタート地点に置きます。
 トロイ遺跡の各層を表すピースは、5層合計で73枚あります。まず、最も古い地層であるトロイ1のピースをボードに配置します。この時、ピースが重なろうが表裏がどうなろうが関係ありません。次にトロイ2に属するピースをその上に、さらにトロイ6、トロイ7…と積み重ねていきます。最終的には画像のような山になります。ピースをはめ込む各層ごとのフレームは、ボードの脇に置いておきます。
 ラウンドの開始時に、まずアクションカードをプレイしなくてはなりません。手札の中から行いたい行動のカードを選び、裏向きにしてついたての前に置きます。そして、全員一斉に公開し、数字が大きい順にプレイを行います。なお、発表カードをプレイしたプレイヤーは、山札から1枚補充します。
 「発掘許可」をプレイした人は、このラウンドで5枚分の「発掘」と「調査」を組み合わせて行動できます。「発掘」は、ボードのピースの山を1枚引いてきて、自分のついたての前に置きます。なお、他のピースの下敷きになっているピースは引けません。また、ついたての前には5枚までしかピースを置けません。「調査」は、そのピースをついたての内側に引き込むことができます。この時、初めてピースの表側を確認できます。これにより、このピースをフレームのどこに置くかがわかります。
 「発表」カードをプレイしたら、ついたて内部のピースを5枚まで発表できます。発表は、ピースをフレーム内の正しい位置にはめ込むことでなされます。隣接するように置けるピースは「グループ」を形成し、大きければ大きいほどメリットがあります。
 あるフレームで一番早く発表したプレイヤーは「独占発表」となり、ボーナス点を得られます。また、既にピース(又はグループ)があるフレームでも、より大きなグループで発表した場合も「独占発表」となります。なお、独占発表できないピースは、既にあるピースに隣接して置くことはできません。
 得点計算を行い、その点数分だけトラックを移動させます。さらに、発掘許可カードを1枚引きます。
 全てのプレイヤーが、発表カードを使い切ったら、ゲーム終了です。最も高い名声のプレイヤーが勝者です。