七人の賢者
原題 Die Sieben Weisen
発売 alea
Ravensburger
デザイン Reiner Stockhausen
人数 3〜5人
年齢 12歳以上
時間 60〜90分
価格 *箱に少し損傷(裏面に凹み)
4725円(税込)
 各プレイヤーは、毎ターン変化する派閥の勢力と手札の中身を見ながら、他のプレイヤーと同盟を組みみながらも自分を有利な立場に持っていくことを目指します。

 11枚のセレモニータイル(画像中央)をよく混ぜ、finitumタイルを最後に入れて12枚の山を作ります。そして、上から3枚を表向け場の中央に置きます。次に大小の役職タイルを並べ、パワーカードと呪文カードもよく混ぜて別々に山にします。各プレイヤーにパワーカード6枚と呪文カード1枚を配り、得点ボード2枚をセレモニータイルに沿うように配置します(画像では1枚しか配置していません)。3つのコマのうち、2つは得点ボードに、1つはセレモニータイルに配置します。そして、3枚のセレモニータイルの上に、2〜7のクリスタルタイルを裏向きにランダムに2枚ずつ配置した後、表向けます(残ったタイルは裏向き、もしくは袋に入れておきます)。
 まず、プレイヤーは役職を選択します。スタートプレイヤーから時計回りに、大小の役職タイルを1セット取ります。
 全員の役職が決まったら、次に同盟交渉を行います。同盟交渉の結果、プレイヤーは必ず2つのグループ(ただし、4人プレイでは2対2、5人プレイでは3対2のみです)に分かれます。それぞれの同盟は、自分が使う得点ボードを決め、小さい方の役職タイルをその脇に置きます。さらに、同盟をしたプレイヤー同士で手札の交換を行えます。
 同盟交渉を終えたら、いよいよ政権争いです。現在のセレモニータイル(コマが置かれているタイル)の一番上に書かれている役職のプレイヤーから順に(時計回りに)、「手札からカードをプレイする」か「ドロップアウトする」かを宣言します。
 「カードを出す」プレイヤーは、今の役職と同じパワーカードかフクロウ(オールマイティ)のカードをプレイして自分の同盟の得点ボードの点を増やしたり、呪文カードをプレイして特殊な効果を発生させたりできます。「ドロップアウト」すると、再び手番が回ってきてもこの政権争いではカードをプレイできませんが、最初にドロップアウトした人はパワーカードを5枚、次以降にドロップアウトした人は「2枚引いて、自分の直前にドロップアウトした人の手札からランダムに3枚」引きます。なお、最後にドロップアウトしたプレイヤーは同様にカードを引いた後、手札から3枚捨てます。
 全てのプレイヤーがドロップアウトしたら、同盟ごとにパワーカードの合計値を求め、より合計値が多い同盟が勝利します。勝利した同盟の地位が高い(セレモニータイルの上の方に書いてある)プレイヤーから順に、そのセレモニータイル上のクリスタルタイルを1枚取ります。負けた側の同盟は、地位の高い順に呪文カードを1枚引きます。
 現在のセレモニータイルで最も地位が低いプレイヤーは、タイル上のコマを残る2つのタイルのどちらかに移動させ、移動前ののセレモニータイル上にタイルの山から1枚引いて表向きに置きます。そして、その上にクリスタルを配置します。全てのプレイヤーは役職タイルを場に戻し、新たなラウンドを開始します。次のラウンドのスタートプレイヤーは、コマを移動させた(一番地位が低かった)プレイヤーとなります。
 ラウンドが繰り返されると、やがてfinitumタイルが公開されます。コマを移動させる権利を持つプレイヤーがfinitumにコマを移動させるとゲームが終了します。
 ゲーム終了時に手札のカードの合計値が最も高いプレイヤーには1点のクリスタルが与えられます。その上でクリスタルタイルの合計値が最も高いプレイヤーが勝者です。