ミケリノス
  
原題 Mykerinos
発売 YSTARI Games
デザイン Nicolas Oury
人数 2〜4人
年齢 10歳以上
時間 30〜60分
価格 絶版
 1899年。一世紀以上にわたってヨーロッパの人々は、古代エジプトに魅せられていました。考古学者たちは、埋もれた財宝求めてエジプトの砂漠に足を踏み入れていました。

 プレイヤーは考古学者となり、栄光と冒険を求めて、エジプトの発掘に乗り出します。ゲームの終了時に博物館で行われる大展覧会で最も名声を稼ぐのは誰でしょう?

 テーブルにゲームボードを置きます。ボードには、左に博物館が右側に後援者(出資者)が外周に得点トラックが描かれています。各自色を選択してマーカーを受け取ります。キューブ(木製の四角いコマ)はボードの脇に集めておきます。カードをよく混ぜて山札とします。カードは、表に発掘の地形(6マス)が裏に出資者のイラストが描かれています。マーカーの1つを得点トラックの「0」に置き準備完了です。

 ゲームは4ラウンドで行われます。各ラウンドは、3つのフェイズで成り立ちます。

 第1フェイズは準備フェイズです。各自指定の数のキューブを受け取ります。次に山札からカードを引き発掘現場を作ります(カードを2枚ずつ組み合わせて1つの発掘現場となります。それを4組(6組)作ります)。
 第2フェイズは発掘フェイズです。時計回りに以下の3つのうちの1つを行います。
「新しく発掘する」・・・・新しくキューブを1つ、マスに配置する
「発掘を拡張する」・・・キューブを2つ使用して、自分の発掘を拡張する
「パス」・・・・・・・・・・・このフェイズの行動を終了する。
「後援者の援助を受ける」・・・使用した後援者の能力が使用できます。発掘できない場所が掘れたり、キューブを増やしたりします。
全員がパスするか、最後の行動できるプレイヤーが1回手番を行ったら、第2フェイズ終了です。
 第3フェイズは調査のフェイズです。1組ずつ発掘現場を調査してキューブの多いプレイヤーから「カードの入手」か「博物館の展示室の予約」を選択していきます。
「カードの入手」・・・その発掘現場を形成しているカードの1枚を獲得します。得点とイラストの後援者の能力が使えるようになります。
「博物館の展示室の予約」・・・最終得点の「展覧会」で得点を得るために博物館のエリアの1つを予約します。キューブを希望のエリアに置きます(いきなりキューブを置けないエリアもあります)。
4組(6組)の発掘現場すべてを調査したら、第3フェイズ終了です。置かれているキューブはストックに戻します。

 4ラウンドが終了したら、「展覧会」が開かれます。各自、「展示室のキューブ」と獲得した後援者カードから得点が決まります。合計得点の最も多いプレイヤーが勝ちとなります。

 カードで発掘現場を作成したり、カードにキューブを置いて発掘を表したり、発掘現場の裏にパトロンが描かれていたり、カードの使い方に特徴のあるいろいろと奥が深い戦略ゲームです。


箱の大きさ(約) :  27.5センチ×19.5センチ×6センチ