Last Update 2003.06.28
皇帝急使



原題 Message to the Czar
発売 RIOGRANDE GAMES
(Winning Moves Deutschland)
デザイン Christiane Knepel
Antje Graf
人数 2〜5人
年齢 10歳以上
時間 20〜40分
価格 3570円(税込)
 沼を越え森を越え、重要な手紙を携えて急使は皇帝のもとへと急ぎます。ロシアの大地は広いので宿屋に泊りがけです。そして、早く起きた者が次の村へと進めるのです。

 全てのコインを裏向きにしてよく混ぜ、宮殿に置きます。プレイ人数に応じて「閉店サイン」を宿屋に配置します。プレイ順を決め、最初のプレイヤーから1色の急使を全て受け取り、それを裏向きによく混ぜ、自分の前に山にして積みます。そして一番上の急使を引き、ゲームボード一番下の「沼の村」の誰も置いていない宿に配置し、その急使の上に手紙駒を置きます。さらに山から急使を引き、これは山の隣に捨て札置き場として置きます。なお、急使は4種類あり、種類によって宿に配置する位置が異なります。
 配置が終わったらプレイ開始です。手番プレイヤーは「急使を1つ配置」「手紙を渡す」「次の村に移動」「衛兵に賄賂を渡す」のどれか1つを行えます。
 「急使の配置」は、山か捨て札の一番上の急使を沼の村に配置できます。ただし、(マスは4つありますが)3人の急使が泊まっている宿は満室です。
 「手紙を渡す」では、同じ村(横一列の宿は全て「同じ村」です)にいる自分の別の急使に手紙を渡せます。
 「次の村へ移動」は、満室の宿に自分の急使がいる場合のみ行えます。満室の宿にいる急使2人(他のプレイヤーでも構いません)を宿の矢印が指し示す順に1個上の村の宿に移動させます。もちろん、急使が手紙を持っていたら、その手紙も一緒に移動します。また、1個上に宿泊可能な宿がない場合は、さらに上の村に移動します。
 一番上の草原の村からさらに移動させた場合、その急使は持ち主の山札の一番下に戻ります。さらに、急使が手紙を持っていた場合は宿泊していた宿のすぐ上の衛兵に置きます。この場合のみ、次の手番で「衛兵に賄賂を渡す」を必ず行います。宮殿にあるコインを1枚ずつめくって、出たコインの数の合計が衛兵に書かれている数字を越えることを目指します。ただし、途中で「njet(ニエット=拒否)」が出てしまうとその手番でめくったコインは全て捨てられてしまうので、途中で公開をやめることもできます。その場合は手元にコインを確保して次の手番を待ちます。
 一番早く衛兵に賄賂を渡して皇帝に手紙を届けられたプレイヤーが勝者です。