Last Update 2003.09.03
王冠と剣
原題 Krone & Schwert
発売 Queen Games
デザイン Klaus-Jürgen Wrede
人数 2〜5人
年齢 10歳以上
時間 60分
価格 6615円(税込)
 中世ヨーロッパを舞台に、王冠をいだく国王の座を巡って争います。しかし、例え国王の座につけたとしても、民衆の不満を背景にした反乱勢力が新国王の座を狙っているのです…。

 プレイ人数と同じ数のゲームボードを用意します。そして、自由に組み合わせてゲームボードを完成させます。各プレイヤーにゲームカードを4枚ずつ配り、手札とします。さらに、自分の色のマーカー、ついたて、投票カード(剣と王冠の2枚)を受け取ります。スタートプレイヤーを決め、そのプレイヤーから順に、自分のマーカーをマスに置いていきます。ただし、他のプレイヤーのマーカーに隣接してはなりません。全てのプレイヤーが2つずつ置いたらゲームを開始します。
 毎ラウンド、プレイヤーは3アクションポイントを持って行動を行います。さらに、国王のプレイヤーは徴税を行えます(ゲーム開始時に国王はおらず、最初に砦と都市を1個ずつ建設したプレイヤーが国王になります。以後国王は反乱時のみ変更されます)。
 「徴税」は、国王プレイヤーが自分の砦1つにつき1勝利点を獲得することです。そして、民衆カードをめくります。出たのが剣なら、表向きにして山の横に置きます。このカードは反乱が発生するまでそのままです。この剣は、反乱の際に反乱側プレイヤーに1ポイントを与えます。なお、徴税するかどうかは任意です。
 アクションポイントを消費して行える行動は、「建物の建設(対応するカードをプレイ)」「扇動もしくは教皇の訪問をプレイ(民衆カードを3枚めくったりします)」「カードの補充」「領土の拡張(カードをプレイ)」「任意のマスに領土拡張」「他のプレイヤーの領土に侵攻」「国王に対して反乱を起こす」があります。
 反乱を起こした場合、国王(王冠)につくか反乱者(剣)につくか、投票カードを使って各プレイヤーは態度を決定します。この投票は各勢力のプレイヤーの戦闘力の修正値になります。ほかに手札のカードや民衆カードを修正値として加え、よりポイントが大きい方が勝者となります。勝者には建築物による規定の勝利ポイントが与えられます。また、反乱者が勝った場合は国王の座が移動します。
 誰かが一定の勝利ポイントを獲得したら、いったん手札以外のカードを全てあわせ、ゲーム終了カードを入れて混ぜ直し、ゲームを続行します。そして、ゲーム終了カードが引かれたら直ちにゲームは終わります。勝利点に建築物や領土数によるボーナス点を加え、もっとも勝利点の多いプレイヤーが勝者です。