カタイ
原題 Katai
発売 ADLUNG
デザイン Michael Andersch
人数 3〜5人
対象 10歳以上
時間 30〜60分
価格 1260円(税込)

絶版
 古代中国(と言うよりは中央アジアですが…(^^; シルクロードによる東西貿易をイメージしてください)のマーケットで様々な商品を売り買いし、得点を稼ぐゲームです。しかし、品物の値段は常に変動しますし、一度取引された商品はしばらく需要がありません。売買のタイミングを見極めるだけでなく、時には商品の交換や賄賂も利用しなくては交易王にはなれません。

 カードには、5枚の値段カード(右上のカード)、5枚の商品カード(塩・金・絹・スパイス・茶。中央上のカード)、55枚のトレードカード(下段)があります。そのトレードカードをシャッフルして3枚ずつ手札として配ります。値段カードは順番に場に配置し、商品カードはランダムに値段カードの下に一列に並べます。
 値段カードは、その下に置かれた商品を売るためにいくつの商品が必要かを表しています(3〜7個)。同時に、それを売った際に獲得できるボーナス点も書かれています。なお、「×」が書かれたカードが置かれている商品は「現在は」取引不能です。
 手番が来たら、カードを1枚引いてから、『商品の交換』『商品の販売』『賄賂』『カードの追加獲得』『パス』を一つ選んで行動します。
 「商品の交換をする」場合は、自分の手札の商品を他のプレイヤーと自由に交換できます。また、手札から山札の底に1枚返し、山札を1枚引くこともできます。
 「商品を販売する」場合は、どの商品を売るかを宣言します。そして、手札から現時点での値段カードで指示されているだけの分量になるようにカードを出します(例えば、画像下側の3枚が手札として、金の相場が3だった場合、左と中央の2枚を売ります)。この時に獲得できる得点は、出した『カードの枚数』+値段カードのボーナス点となります(相場3の値段カードのボーナスは+0なので、得点は2点です)
 商品が販売されると、価格が変動します。まず、販売された商品の商品カードを「×」の下に移動し、隙間を埋めるようにして残りの商品カードを左に移動させます(つまり、次のプレイヤーは金を売ることはできなくなります)
 売ったカードは、1枚は裏向きにして自分の前に置き、残りは捨て札となります。裏向きにしたカードは「交換カード」となります(後述)。
 「賄賂」を贈る場合は、手札もしくは交換カードを1枚使い、隣り合う商品カードの位置を入れ替えることができます。
 「カードを追加獲得する」場合は、交換カードを1枚捨てて、山札を1枚引けます。
 山札がなくなった後、2周のプレイが行われるとゲーム終了です。最も多くのポイントを持っているプレイヤーが勝者となります。

ルール補足情報
 カード構成で「絹」が1枚多く、「スパイス」が1枚少ないのは『仕様』です(Adlung側ではこの問題を認識していますが、ゲームバランスに問題がないと判断して放置しているそうです)。