インコグニト
原題 Inkognito
発売 Winning Moves
デザイン Alex Randolph
Leo Colovini
人数 3〜4人(4人推奨)
対象 10歳以上
時間 45分
価格 6800円(税込)
 ベネチアのお祭りの最中、4人の男女がある目的のために街中を駆け回っていました。4人は自分の正体がばれないように活動していましたが、目的達成のためには「味方」を探し出す必要があるのです。そして敵味方の正体を探るカギは、第5の男である「大使」が握っているのです…。

 各プレイヤーは自分の色を選び、コマとカードとパスポート(ついたて)とメモ用紙を受け取ります。そして、秘密カードの中から「正体」「体型」「指令」の3種類のカードを各プレイヤーに1枚ずつ配布します。これにより、各プレイヤーは『自分の正体(フィルボトム卿、バブル大佐、X、マダム・ザザ)』と『その体型(チビ、ノッポ、デブ、ヤセ)』と『目的(A〜D)』を秘密裏に知ります。ただし、目的に関してはパートナー(フィルボトム卿とバブル大佐、Xとマダム・ザザ)の目的カードの内容によって変化します。
 自分の手番が来たら、『警告の印』(画像左上隅にある物体)を振り、そこに出た玉の色によって自分ができる行動が制限されます。決定された行動は、自分の4個のコマに対して好きなように割り振ることができます。
 そして、他のプレイヤーのコマに到達したら、その相手に正体か体型を質問できます。そのプレイヤーはこっそりと正体カード2枚と体型カード1枚(体型を聞かれたらもしくはその逆の組み合わせ)を見せなくてはなりません。この3枚のうち、少なくとも1枚は真実でないといけません。また、「大使」と接触した場合は、任意のプレイヤーに対して正体か体型カード2枚を見せることを要求できます。この場合もどちらか1枚は真実である必要があります。質問が終わったら、相手のコマをボード上の別のマスに移動させます。
 質問を繰り返すと、やがて自分のパートナーが誰か絞り込めてきます。そのパートナー(と思われるプレイヤー)が質問してきた時に、カードの中に指令カードを混ぜることができます(ただし、相手の指令内容を知るためには自分から接触する必要があります)。
 指令カードの組み合わせにより勝利条件が判明したら、その目的を達成するために行動を開始します。そして、目的を達成したと思ったら、パートナー同士で握手をして「目的を達成した」と宣言します。全員の正体・目的を確認して本当に達成していればその2人の勝利、そうでない場合はそれ以外の2人の勝利となります。