Last Update 2002.05.09
ドン
原題Don
発売QUEEN GAMES
デザインMichael Schacht
人数3〜6人
対象10歳以上
時間25〜30分
絶版です
 シカゴをめぐる仁義なき戦い…と思いきや、実は競り系ゲームです(^^; しかし、支払われたチップの行き先は、やっぱり仁義なき戦いなのです(笑)。

 競りの対象となる街区カードをよくまぜて裏向きの山として置き、さらに12枚のチップを「他のプレイヤーから見えないように」持ちます。
 まず、街区カードをめくります。第1ラウンドは1枚、第2ラウンドは2枚、第3ラウンドは3枚めくり、以降は1→2→3→1…と増減します。そして、めくられたカードは『まとめて』競りの対象となります。
 時計回りに、そのカードをチップいくつで落札するかを宣言します。次のプレイヤーはそれより高い値を付けるか降りるかを宣言し、順番に繰り返します。競り落としたプレイヤーは、そのカードを自分の前に表向きに置き、宣言しただけのチップを支払います。
 次に『今支払われたチップが誰のものになるか』を決定します。まず、今支払われたチップ枚数と同じ数字の街区カードを持つプレイヤーが受け取れます。同じ数字の街区カードを同数だけ複数のプレイヤーが持っていた場合は均等に分割し、誰か一人がより多く持っていた場合はその人が全て受け取れます。誰も同じ数字の街区カードを持っていなかった場合は、全員で均等に配分します。
 なお、端数が出た場合は、そのチップは中央に置いておき、次回の配分時に加えます。
 分配が終わったら次のラウンドです。次のラウンドは競り落としたプレイヤーから開始されます。
 街区カードが全て落札されたら(15ラウンド)、ゲーム終了です。得点集計を行いますが、同じ色の街区カードを多く持っている人に多くポイントが入ります。また、チップが最も多いプレイヤーにボーナス点もあります。最終的にポイントが最も多かったプレイヤーがシカゴのドンとなります。

 余談ですが、このゲームのチップは非常によく工夫されています(画像参照)。