サンマルコ(カード版)
原題 Canal Grande
発売 Adlung Spiele
デザイン Alan R. Moon
Aaron Weissblum
人数 2人(2セット購入で4人)
年齢 12歳以上
時間 30〜45分
価格 1680円(税込)

絶版です

 『サンマルコ』が対戦型カードゲームになりました。スパイや裏切り者を巧みに使い、ベニスの各地区で票を獲得してドージェの座を目指します。

 行動カード(画像)と番号カード(1〜3)を分けて山札にします。行動カードの中から、6種類の区域カードを2枚ずつ(12枚)抜き出し、その12枚をよくシャッフルして4枚ずつ配ります。残った4枚は行動カードの山とあわせてシャッフルしなおします。
 ゲームは数回のラウンドで行われ、各ラウンドは数回のフェイズに分割されます。1回のフェイズでは一方のプレイヤーは「提案者」と呼ばれ、カードを2つの「提案」に分けます。もう一方のプレイヤーは「決定者」と呼ばれ、提案のどちらかを選択します。
 提案者はまず、行動カードの山から5枚、番号カードの山から3枚引いて、それを全て表向きにして自分の前に置きます。その後、提案者は8枚のカードを2つの提案に分割します。2つに分ければ枚数は関係ありません(最高1対7)。決定者はそのどちらかを受け取り、残りはテーブルに置かれたままになります。決定者はそのカードで行動を行います。
 番号カードは自分の前に置きます。区域カード(画像下)とゴンドラカードは手札として持ちます。裏切り者(画像上段中)は、相手プレイヤーの手札から1枚引いて手札に加えられます。スパイ(画像上段右)は、行動カードの山から2枚引いて手札に加えます。ドージェ(画像上段左)があると、投票が行われます。
 ドージェカードを持ったプレイヤーは「挑戦者」となり、どの区域で投票が行われるかを決定します。そのために、その区域カードを最低1枚場に出さなくてはなりません。もう一方のプレイヤーは「防御者」となり、投票に参加するか決定します。参加するなら、挑戦者よりも多くの区域カードを出さなくてはなりません。また、ゴンドラカード1枚に付き1枚、他の区域カードをその区域カードとして使えます。お互いに、相手が降りるまでカードを出し合います。投票に勝ったプレイヤーは、その区域のカードを得点カードとして自分の前に置き、配置したカードを全て捨て札にします。負けたプレイヤーは、最初にプレイした区域カードと全てのゴンドラカードを捨て、その他のカードを回収します。
 決定者がカードの実行を終えたら、提案者が残ったもう一方の提案を使って行動を行います。双方が終えたら、役割を交代してもう新しいフェイズを行います。
 フェイズ終了時にどちらかのプレイヤーの番号カードの合計が10になっていたら、ラウンドが終了します。番号カードの合計値が低いプレイヤーは、「行動カードの山から3枚引ける」「相手プレイヤーが次のフェイズの最初の提案者になる」の特典を得ます。捨て札となったカードを行動カードの山に混ぜてシャッフルし、番号カードも全て回収してシャッフルします。そして、新しいラウンドを開始します。
 どちらか一方のプレイヤーが6種類の区域カードを1種類ずつ得点カードとして獲得するか、1ヶ所の区域カードを4枚獲得したプレイヤーの勝利です。