バーン・レート(韓国語版)
原題 Burn Rate
発売 Cool Studio
人数 2〜4人
年齢 10歳以上
時間 〜45分
価格 2793円(税込)
*英語版のルールを添付します。
 バーン・レートの韓国語版です。

 ITバブル華やかなりし時代のドットコム企業の興亡をテーマにしたゲームです。良い人材を雇い入れ、時には他社から引き抜きます。そして、他社には「バッドアイデア」を押し付けて(笑)余計な人件費をかけさせて倒産に追い込むのです(^^;

 カードは「人材カード」と「プレイカード」に分けられます。前者には「営業」「開発」「人事」「会計」の4種類があり、それぞれに「部長」「マネージャー」「プログラマー」の種別があります。人材カードにはスキルレベル(○内の数字)と給料(左下)が書かれています。また、灰色の「派遣社員カード」はスキルを持ちませんが、給料は発生します(しかも高い!)。
 「プレイカード」は「攻撃」と「防御」の2種類があります。カードを使う際には、カードに書かれている「必要スキルレベル」と使用する人材のポスト(色)とスキルレベルが一致していないといけません。また「攻撃カード」の場合は攻撃対象となる人材のスキルレベルが問題になります(優秀な人材は防御力も高いわけです)。
 プレイ開始前に、人材とプレイカードを分け、さらに派遣社員カードを脇によけます。人材カードを部門ごとに分けたらよくシャッフルし、その一番上を表にします。スタートプレイヤーはその4枚の中から1枚を選んで雇用し、山から1枚表にします。順番にこれを繰り返し、全員が4人ずつ雇用したらプレイカードを6枚ずつ手札として配ります。なお、必ず4部門を1枚ずつ雇う必要はありません。
 自分の人材は、部門別に分けて場におきます。そのうち、各部門の一番上に置かれている(一番スキルの高い)カードを「主任」と呼び、プレイカードを使う際の対象になります。その下のカードは効果を持ちませんが、給料は払わなくてはなりません。また、部長(VP)カードはスキルに関係なく「主任」となります(ただし、部長に対する攻撃は通常の2倍のカードを必要とします)。プログラマーのカードは開発部門ではなく、その下に重ならないように1枚ずつ置いておきます。
 手番が来たら、手持ちのカードを4枚までプレイできます。カードのプレイは前述の通り色とスキルレベルが合致する必要があります(人材がいない部門のスキルレベルは0です)。この効果により、他社の人材を引き抜いたり、自分の人材を解雇したり、収益を得たりできます。
 攻撃カードの「バッドアイデア」は他社への攻撃で一番重要なカードです。これはプログラマーの上に乗せられ、カードの「×」で表している数字分のプログラマーが必要になります(「×2」なら2枚)。足りない人数は派遣社員カードを持ってきて埋めます。この派遣社員はかなり高コストなのですが、これを取り除くには新たにプログラマーを雇用するか、「リリース」カードをプレイしなくてはなりません。
 カードプレイが終わったら、給料の支払いを行います。自分の前にある全ての人材の給料を合計し、スタート時の100ポイントから減らします。これがゼロになったプレイヤーはゲームから脱落します。
 最後に残った1社が勝者です。