アロハ
原題 Aloha
発売 Cwali
デザイン Corne van Moorsel
人数 2〜5人
年齢 10歳以上
時間 45分
価格 4410円(税込)
 1960年代、浜辺へのバカンス熱は頂点に達しています。プレイヤーは観光客の要望を満たすために、海岸線を移動しながら素敵なリゾート地を探す旅にでかけます。


 中央に“首都”のタイルを配置し、自分の色の人型コマと15個のビーチチェアを受け取ったらゲーム開始です。コマは首都に置き、タイルをよく混ぜて裏向きに置き山札とします。適当にスタートプレイヤーを決めてください。タイルに描かれているイラストには、陸地と海と浜辺と、得点に関係する魚・鳥・港があります。

 手番になったら、まずコマのスタート地点を決めます(手番が来るたびに自分のスタート位置を変更できます)。この時、自分のコマが前の手番の終了時にいたタイルから、直接陸地を通って移動できる場所(コマは陸地しか移動できません)なら、どこをスタート地点に選んでもかまいません(次の行動が行える限り)。次に、山からタイルを1枚引き、スタート地点の隣のエリアに配置を試みます。この時、(1)必ずイラストがつながるように配置すること、(2)自分のコマがそのタイルに移動できること、(3)最も多くのタイルに接するように配置することが条件となります。全ての条件に合うエリアに引いたタイルを配置しコマを移動させます。複数ある場合は、選択できます。隣にそのような場所がない場合、(1)と(3)の条件にあうエリアにタイルを配置して手番を終了します。自分のコマを移動できたプレイヤーは、そのタイルに浜辺があれば必ず自分のビーチチェアを仮置き、さらに移動するか決めます。移動を選択したら、タイルを引いてコマが移動できるかどうか調べてください。移動できる限りタイルを引いてビーチチェアを仮置きできますが、タイルを隣に置けない場合、直ちに手番は終了となり仮置きしたチェアはすべて手元に戻ってきます。コマの移動の後、移動終了の宣言をしたら、仮置きしたすべてのビーチチェアは正式にその浜辺に置いた事になります。隣のプレイヤーの手番となります。

 最後のタイルが配置されれば得点計算となります。まず、各浜辺の価値を調べます。タイル分の長さに浜辺に描かれた魚(や鳥)の数を加えて、その浜辺の価値が決まります。同点の場合は、より近くに人型コマ(誰でもよい)がいる浜辺の方が価値が高くなります。全ての浜辺の価値を出したら、最大値の浜辺が10点、2番目の浜辺は9点・・・と10個の浜辺にのみ点数が付きます。浜辺によっては意味のないビーチチェアが出てきますので、チェアの配置には慎重になってください(手番にチェアを配置するとき、すでに他の浜辺に置いているチェアを動かしてくることができます)。点数の付いた浜辺ごとに、一番多くのチェアを置いているプレイヤーがその浜辺の点数を獲得していきます。各プレイヤーは、その合計値にさらに手元に残しているチェアの数を足して最終得点を出します。

 最終得点が最も多いプレイヤーがゲームに勝利します。

 タイル配置の楽しさと、得点計算のしたたかさを併せ持ったゲームです。



箱の大きさ(約) :  23センチ×32センチ×7.5センチ